高血圧とは?
高血圧症というのは、繰り返し何度計っても血圧が正常値より高い状態をいいます。
最高血圧が140㎜Hg以上。または、最低血圧が90㎜Hg以上であれば高血圧症と診断されます。
高血圧は動脈硬化を招き、さらに虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞など)や腎臓病、脳血管疾患を
引き起こす要因の一つとなります。
高血圧症の原因
日本人の高血圧の80~90%は原因が分からない「本能製高血圧」ですが、その40%は遺伝が要因といわれています。
遺伝以外では、生活習慣によるものが原因と考えられておりますが、中でも食塩の過剰摂取が最大の要因とされています。
食塩を採り過ぎると血圧が高くなる理由
血管壁の塩分含有量が増えると、血管の収集力が増し血圧を上げてしまう。
高血圧の要因を持つ人の腎臓は、食塩中のナトリウム排泄機能が低下しています。その状態では余分なナトリウムが排泄できないので血圧を上げて排泄する必要があるのです。
その他の要因
老化(40歳過ぎ)が始まると、血管の中に溜まってきたゴミが血液の流れを妨害するようになるため、血圧が高くなります。
強いストレスを受けると、交感神経が緊張して血管を強収縮させるので血圧が高くなります。
高血圧症の食事
塩分を採り過ぎないこと
食塩の成分であるナトリウムは、血圧を上げる働きをします。また、心臓にも負担をかけます。血圧を上げるナトリウム摂取を少なくしましょう。
カリウムを多く含んだ食品を食べる
カリウムはナトリウムの排泄を促進してくれます。
カリウムを多く含んだ食品
野菜 トマト・ナス・キャベツ・ネギ・じゃがいも・ピーマン・等
果物 柿・バナナ・桃・夏みかん・梨・等
豆類 大豆・インゲン・等
穀類 小麦・とうもろこし・等