グルコサミンとは?
軟骨や皮膚に不可欠な物質
●生体内で作られる成分
グルコサミンは、私たち人間や動物の体内で合成されているアミノ酸一種で、ブドウ糖(グルコース)とアミノ酸(グルタミン)から作られます。
このグルコサミンによって、ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸などといったグリコサミングリカン(ムコ多糖)が体内で生成されます。
グリコサミングリカンは、粘り気があることから、俗に「ネバネバ物質」といわれています。
この「ネバネバ物質」とタンパク質が結合したものをプロテオグリカンといいますが、これは私たちの軟骨や皮膚などを形づくっている、非常に重要な物質です。
●年齢とともに合成能力が低下
グルコサミンは、私たちの体にとって欠かすことのできないものなのですが、年齢を重ねるにしたがって、体内での合成能力が低下してしまうことが知られています。
低下の度合いが進行し、必要とするだけの量を合成できなくなれば、体内でグルコサミンは不足し、軟骨や皮膚をはじめとして、いろいろなところに悪影響を及ぼすことになります。その代表例が変形性関節症です。